2025/05/18

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観光

スカイランタン型派出所が台湾に登場

2014/03/07
新北市平渓に登場した、「スカイランタン」型派出所。(中央社)
スカイランタンの形をした「新北市政府警察局瑞芳分局平渓分駐所(天灯派出所)」が14日に執務を開始する。スカイランタンは「天灯」。毎年旧暦1月15日の元宵節前後に、1メートル以上の大きさの紙袋を逆さにしたようなランタンに願い事を書き込んだ上で、熱気球の要領で夜空に放つ活動である。

新北市平渓でのスカイランタンフェスティバルは国際的にも有名で、同市政府は在来線・台湾鉄道の菁桐駅付近の警察局用地を「複合式」の観光派出所として計画、14日に使用開始となる「平渓分駐所」はまさに「天灯派出所」だと言えるだろう。

同派出所は地元の治安を守るほか、旅行者への情報提供、景観スポット、自転車のステーション、トイレ、軽食などのサービスも行うことになっている。

スカイランタンを模した同派出所の外観はガラスカーテンウォールと19万3924個のLEDからなり、人々は平渓で従来の天灯を空に放てる他、「天灯派出所」で特別な「波麗士天灯」(ポリス・スカイランタン)を飛ばすこともできる。毎晩6時から9時まで1時間ごとに行われる3分間のイルミネーションの後で、あらかじめ願い事が書き込まれたカードが、「ポリス・スカイランタン」と共に夜空にゆらゆらと舞い上がっていく。

同派出所が使用開始となる14日はちょうど「ホワイトデー」。このため、新北市政府観光旅行局は無料の天灯活動を実施することにしており、恋愛中のカップルや、共に人生を歩む夫婦を募集。14日の当日、「ホワイトデー」にふさわしいハート型の天灯と台北市立動物園の赤ちゃんパンダ、「圓仔」の形をした天灯を共に放とうという活動である。

同観光旅行局ではまた、平渓の魅力ある商業エリアとタイアップし、666セット限定の「幸福に明りをともすチケットセット」を300台湾元(約1021日本円)で販売。内容は「ポリス・スカイランタン」券1枚(150台湾元相当)と平渓商業エリアの商店で使用できる300台湾元分の消費ポイント券。

また、鉄道と「老街」(古い町並み)、そして天灯を一度に見て回れる「平渓小旅行」も450台湾元(約1532日本円)で提供。「煤礦博物園区」(石炭博物パーク)での体験活動や「礦工便当」(炭鉱夫弁当)も付いている。

詳しい情報は以下のウェブサイトをご覧ください。

新北市観光旅行ネット
http://tour.ntpc.gov.tw/ 

新北旅客フェイスブック
http://www.facebook.com/ntctour

 

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